こんにちは。紺野です。
先日、女性向け交流会のプチセミナーで講師を担当したのですが、
そのとき、参加者のおひとりからこんなご質問をいただきました。
高校生のうちの娘が、学校関係の誰かにひどく怒っていて、
食事をするときまで怒りをぶちまけながら食べているんですよ。
感情を抑えるのは良くないとは思うけど、
娘のおさまらない感情を受け止めるのもなかなか辛い。
どうしたらいいですか?
そりゃあ学校でも社会に出ても、理不尽な経験をすることもあるし、腹がたつ事もありますよね。
やっぱり、外では我慢しても、家で、しかもお母さんの前だとそのまま出ちゃいますよね〜。
いや、むしろ抑え込んじゃうほうが心配です。
でも、罵倒しながら食事をする娘さんと一緒に食べるというのも、
自分が胃もたれして消化不良になりそうですよね。
ここはやっぱり、娘さんの怒りの感情を、出来るだけすっきりさせたほうがいいかなと思いました。
誰でも簡単に感情を解放できる2つの方法
感情を解放する方法って、実はいろいろあるのですが、お母さんが娘さんに教えることになるので、わかりやすくて誰でも簡単に出来るものじゃないと使えないですよね。
ということで、お伝えしたのはこの2つ。
感情の解放その1
1)紙とペンを用意します。
2)感情のままに、今の思いを紙に書いてぶちまけます。
綺麗に書くより、感情をぶつける感じでダイナミックに表現してみましょう。
3)その紙を破いて捨てるか、燃やします。(火の元注意!)
感情の解放その2
1)トイレットペーパーとペンを用意します。
2)その1と同じく、感情のままに、今の思いをトイレットペーパーに書いてぶちまけます。
3)トイレットペーパーをトイレに流します。
小学生でもできるくらい簡単ですよね。
人に教えるときにも、すぐ説明できると思います。
一度でスッキリしなかったら、何度かやってみてください。
段々と感情が解放されて、気持ちが軽くなっていくと思います。
コツは、紙に書くときに、しっかりその感情を感じること。
嫌な感情って、感じるのが不快なので、つい遠くへ押しやったり蓋をしてなかったことにしたくなりますが、ちゃんと心の真ん中に持ってきてしっかり感じたほうが解放されやすくなります。
この、紙に書いて捨てる方法は、実はイメージの中でもできるのですが、
イメージが苦手な人は、実際にやってみたほうがわかりやすいかな〜。
電車に乗っていたり、仕事の合間など、すぐに紙とペンを用意できないときは、イメージの中でやってみるのも良いと思います。
ネガティブな感情を溜め込んでしまうのは、やっぱり体にも心にも毒です。
自分がイライラ、モヤモヤしたときにも使えますし、家族や友人の悩みを聞くのはいいけど、いつもいつも感情を受け止め続けるのはちょっと大変だな、と思ったときに教えてあげてくださいね。
もうすぐ季節的に梅雨です。
湿気が多い時期は、気持ち的にもやもやしやすいかもしれませんが、渦巻く思いを紙に書いて捨てることですっきり!過ごしましょうね。