こんにちは。紺野です。
以前にこんなご質問をいただいたことがあります。
セラピストの方に、「もっと自分を愛しましょう」とアドバイスをいただいたのですが、自分を愛することと甘やかすことは、どこがどう違うんでしょう?
自分を大事にしましょう、とか、愛しましょうと言われても、一体何をどうしたらいいの?って思うこと、ありますよね。
わかるけど、自分を大事にしすぎて甘やかしたら、それはそれで自分にとって良くないんじゃない?
と思ったり。
そんなとき、どうしたらいいんでしょう?
まずは、認めて受け入れる
もし、今までの人生で、毎日の生活で、自分のことを後回しにしがちだったり、自分に対してダメ出しが多かったら、まずはそこを変えていってみましょう。
「自分を愛する」という言葉だと、
はて?
どうしましょう?
となるかもしれませんが、
自分の意見や考え、思いを尊重する。
ダメ出しばかりじゃなくて、いいところも、ちょっとダメなところも、まるごと認めてあげる。
という表現だったらわかりやすいですよね。
自分の子供だったら?と考えてみる
自分のために何をするか、しないか選ぶとき、それは本当に自分のためになるのか?
と考えてみてください。
自分のことだとわかりにくいならば、大切に大切に育てているお子さんがいるとして、その子の為になることなのか?と考えてみるとわかりやすいかもしれません。
厳しくしすぎたら萎縮してしまいますし、強いストレスになってしまいますよね。
逆に、辛いことも疲れることも、何もしなくていいよ~。嫌だと思うことは全部避ければいいよ~。とその子に教えていたら、どうなってしまうでしょう?
おそらく、常に優しいお母さんになれるかもしれませんが、その子は自分の力で生きていく強さが育たなくなってしまいます。
もしそうだとしたら、親としてそういう態度を取り続けるのは、子供を愛していることになるでしょうか?
自分に厳しくしても、甘やかしてもダメ?
これを、自分に置き換えてみるとどうでしょう?
自分に厳しくすることも時には大事ですが、ちゃんと認めて尊重することがなければ、ただ萎えてパワーを失ってしまいますよね。
どうせ私なんて…という気持ちになって、何もやる気が起こらなくなってしまうかもしれません。
じゃあ、嫌なことも面倒なことも全部やらなくていいし、楽なことだけ適当にやっていれば疲れないから、それって自分に優しくするってことだよね~。
と思ってそうしていたとしたら。
それはそれで自分の強さや能力、持って生まれた才能を信じていないことになるんじゃないかと思います。
持って生まれた才能も能力も、いろんな経験の中で使って始めて磨かれるものです。
そういう自分の中にある宝を放置したままにしてしまうことのほうが、自分を大事にしていないですよね。
自分を諦めない、ということ
自分を愛する、大事にするということは、「自分を諦めない」ということだと思います。
これは、自分を甘やかすのでもなく、厳しくしすぎるのでもなく、伸びしろがあればちゃんと必要なことをして伸ばしてあげる。
楽しいこともチャレンジも、自分を信じて尊重しながら、十分に経験させてあげる。
そういうことじゃないかな、と思います。
この世にたった1人のかけがえのない自分です。
しっかり受け止めて、愛してあげてくださいね。