こんにちは。紺野です。
人生で起こることには全て意味があります。
試練の時期、人生の節目と言われるサターンリターンで起こってくることも、また意味のあることなんです。
土星は厳しい面がありますし、余計なものをそぎ落とすように働きかけてくるので、気持ちの準備ができていないと、なくなっちゃってショック!な喪失経験をすることもあります。
でも、土星のもらたす変化がどういうものかわかっていれば、次のステージに上手に移行していくこともできるはず。
昨日は一度目のサターンリターンについてでしたが、今日はその約29年後、二度目のサターンリターンについてお伝えしていきます。
二度目のサターンリターン
土星の周期はおよそ29年なので、二度目のサターンリターンは58歳頃になります。
ひと昔前でしたら平年退職をして老後の人生をどうするのか?と考える時期です。
今は定年も寿命も伸びていますので、ここからもう一花咲かせたいと思うような人も増えてきていますよね。
ここでまた再び自分の生き方を問うわけですが、29年前と違うのは、時間が限られていることを強く意識することです。
土星は制限と時間を司る天体です。
若い頃は、時間は永遠にあるかのように感じられたけど、実はそうではない。
じゃあ、残りの人生はどうやって生きよう?
ここでまた29年前と違っているのは、今までの人生で積み重ねてきたものがあるということです。
土星は出した課題をしっかりやった人にはちゃんとご褒美をくれるんですよね。
これまでの人生の課題を乗り越えて積み重ねてきたものがある人は、物質的にも精神的にも蓄えがあります。
時間が限られている。
体力は昔ほどはないし限界も感じるけど、まだ動ける。
子育てや家のローンは終わっていて、夫婦2人で生きていくためにそんなに稼がなくても大丈夫。
となったら、どうでしょう。
人生でやり残したことって何だろう?
仕事や家族のお世話に追われて、やりたくても出来なかったことって何だろう?
そんな風に自分に問いかけるんじゃないかと思います。
これまでがむしゃらに働いてきて、先を急ぐばかりで見逃してきた日々の風景をゆっくり眺めたり、自然の恵みをじっくり味わいたいと思うかもしれません。
40代前半の土星ハーフリターン
この、二度目のサターンリターンの前のハーフリターンは?というと、40代前半の頃。
ちょうど天王星のハーフリターンとも重なっていて「中年の危機」などと言われるタイミングです。
この頃も転機や節目的な出来事や、心境の変化がある時期なんですよね。
今は生き方が多様化していて、この時期に何がどうなるというのは本当に人それぞれですが、もう「若さ」だけで乗り越えられることはなくなってきますし、人生の後半に差し掛かっていることを初めて意識するときなんですよね。
子供のことも仕事のことも親のことも、自分が責任を負っていることがたくさんある時期なのでストレスもありますが、それだけ油が乗っていて力のある時期です。
まだやれることも選択肢もある。
でもここで、次のステージへの移行に抵抗して、若い頃のセルフイメージにしがみつこうとしてしまうことがあります。
まだまだ若い!まだまだいける!ということを証明したくて、ジタバタしたり。
いつまでも若々しくいるのは良いことですが、それに代わる価値を自分の中に見出せないと、落ち込んだり自信を失うことになってしまいます。
「人生は40代になってからが面白い」という人もいます。
面白くしていけるかどうかは自分次第。
占星術的には、40代後半からが幸運の星木星の年齢域でもありますしね。
さて、今のあなたは土星のどの段階を経て、どんなステージに立っているでしょうか。
土星の影響が強い時期の過ごし方についてさらに詳しくは、こちらの記事も読んでみてくださいね。