こんにちは。紺野です。
6月25日。
今日はスペインの偉大なる建築家、アントニ・ガウディの生まれた日です。
ガウディが亡くなった後もずーっと建築中の世界遺産「サグラダ・ファミリア」がその作品の中でも有名ですよね。
1882年に着工を始めてからずっと作り続けているわけですから、壮大すぎます。
サグラダファミリアの工事はゆっくり進むんだ。私のクライエントは別に急いでいないからね。
<アントニ・ガウディ>
まあ確かに、神様は急かしたりしないかもしれませんが。
アントニ・ガウディのホロスコープ
自分の一生でも収まりきらない気の長い仕事ができるガウディは、一体どんな人だったんだろう?と思ってホロスコープを観てみました。
出生時間が記録にあり、ほぼ正確な時間のようです。
まず、不動宮が多めなのがわかります。
ころころ目移りせず、自分の信じた道を頑固なまでに揺るぎなく進んでいけるタイプ。
牡牛座のオーバーロードなので、職人気質なのもうなずけます。
マイペースにコツコツ地道に好きな仕事に打ち込める働き方が合っています。
MCもおそらく牡牛座なので、人生の頂点としてそういう方向を目指しやすいですし、天職と感じやすいでしょう。
そして、この記事でも出てきました木星と土星のアスペクトがありますね。
地道な努力が幸運に結びつくのですが、ハードアスペクト(オポジション)なので回り道が多かったり、なかなか結果が出ないこともあります。
土星と海王星のセキスタイルもあります。
これは、頑張っても努力の結果が曖昧で、モヤモヤしながら努力を続けるという意味があります。
ずっと下積みや準備をしているような感じ。
逆にいうと、ちゃんと終わるのか?完成するのか?と時々不安になりながらもずっと努力を続けられる人なんですよね。
サグラダ・ファミリアは、途中資金難でなかなか工事が進まなかったこともあったようです。
でも、もはや
完成=結果
が欲しいんじゃないんでしょうね。
そもそも、生きているうちに完成しないほど壮大な計画なわけです。
回り道をしたとしても、なかなかたどり着かなくても、その途中で得たものが大きいという可能性もあります。
その一つが信仰心かもしれません。
サグラダファミリアの建築に関わるまで、ガウディは無神論者だったのですが、建築が進んでいくうちに神への信仰に目覚めたと言われています。
木星と海王星のトラインがありますが、これは芸術的なセンスとともに、信仰心として現れることもあるかと思います。
ビジョン(海王星)がどんどん広がる(木星)ということなので、夢が大きいというか、あんなに壮大なことになっているんでしょうね〜。
その壮大なビジョンが建築という現実的な形で結実(土星)しているんですね。
自然のフォルムからインスピレーションを得た建築家
私は学生時代、ガウディ作品のあの有機的なフォルムに感銘を受けて、写真集を購入したことがありました。
全ては、自然が書いた偉大な書物を学ぶことから生まれる。人間が造る物は、すでにその偉大な書物の中に書かれている。
<アントニ・ガウディ>
自然界に直線は存在しない。直線は人間に属する。曲線は神に属する。
<アントニ・ガウディ>
ガウディの作品の特徴は、自然を深く深く観察してインスピレーションを得た、造形の美しさにあります。
牡牛座のオーバーロードな上に地のサインが多いということは。
自然から学ぶという姿勢も、単に構造やフォルムから知識を得るというより、全身で自然を感じ取って、その美しさに感動して作品に昇華していったのではないでしょうか。
未来の建築は自然のイミテーションに基づいたものになるだろう。なぜならあらゆる手法の中でそれが最も合理的で、長持ちし、経済的だからだ。
<アントニ・ガウディ>
この言葉も堅実な地のサイン的な価値観だなぁと思います。
見た目が美しいだけでなく、長持ちして経済的。
合理的で機能的。
そういうの大事です。
当面完成しないと思われていたサグラダ・ファミリアですが、どうやら現在は急ピッチで建設が進んでいるようです。
2026年ごろ完成するとも言われていますが、どうなんでしょうね。
いつかバルセロナに行って本物を観てみたいです。