こんにちは。紺野です。
人生の中で、ふと急に興味や考えが変わる時期があります。
星回りは人それぞれ違いますので、実際のところはみんな一斉に同じ時期に変化があるわけではないのですが、西洋占星術では1つの目安となるものがあります。
それは、年齢域という考え方です。
46歳~55歳は木星の年齢域
占星術は10の天体の配置によって様々なことが読み取れるわけですが、それぞれの惑星がの力が開発され、目覚める年齢域というのがあります。
木星はちょうど46歳~55歳となります。
月(0歳~7歳)母親、家族の保護のもとに成長する
水星(8歳~15歳)学校教育の中で知性と、人と関わる能力を発達させる
金星(16歳~25歳)感性が磨かれ、大好きなもの、恋愛などに夢中になる
太陽(26歳~35歳)自分らしさや自分の生きる目的、社会での役割を模索する
火星(36歳~45歳)積極的に社会に自分を打ち出し、キャリアを積む
木星(46歳~55歳)自分が得たものを社会に還元し、人間性を豊かにする
土星(56歳~70歳)管理者として秩序をもって、あとから来る人たちを導く
天王星(71歳~84歳)引退して自由になり、視野が広がる
木星の前の、火星の年齢域(36歳~45歳)では、積極的に社会に自分を打ち出し、キャリアを積むことがテーマになっていました。
自分の力を世の中で試して、道を切り開いていく。
それで一通り社会で自分の立ち位置を築くことができたら、次の木星のテーマである、自分が得たものを社会に還元し、人間性を豊かにするを模索していくことになります。
もちろん、人生いろいろですので、誰もが同じ時期に同じ意識になるわけではありませんし、出生図の木星がどのサイン(星座)に入っているか、木星のどんなアスペクトがあるのかでその影響も変わってきます。
分かち合うことで、さらに膨らんでいく豊かさ
こういう時期にさしかかったときに、自分のニーズを満たすことにしか自分のエネルギーを使っていないと、嫌なことも困っていることもないのに、何かが足りないように感じてしまうことがあります。
人生でうまくいっていないことがあるわけじゃないのに、ふと、
「私、これでいいのかな?」
と思ったりするんです。
ここで、なるほど、じゃあ木星の年齢域を意識して、
自分が得たものを社会に還元し、人間性を豊かにする
を実践しようと思ったときに邪魔になるのが、
「いやいや、私なんて社会に還元できるものなんて何もないし」
という自信のなさだったりします。
でも、46歳を過ぎれば、誰でもそれまでの人生経験というのは積み重ねられているわけですし、自分の中に蓄えてきた知識や経験、財産、人間関係などから、人と分かち合っていけるものが出来ている頃ですよね。
何かすごく、大きな社会貢献的なことをイメージしてしまうと気後れしそうになりますが、そういうこととは限らないと思います。
例えば、
悩んでいる人の話を聞いて、自分の経験からのアドバイスをしてみるとか。
続けている習い事があったら、先生の側になってみるとか。
空いた時間で、ボランティア活動的なことをしてみるとか。
他に出来ることがもいろいろあると思います。
何かを持っていることも豊かさではありますが、その豊かさ人と分かち合うことができるのは自分自身の内面をも豊かにしてくれるものですよね。
木星は拡大の星ですが、社会に還元することで、さらに豊かさが膨らんでいくイメージです。
46歳を過ぎて、今まで興味があったことに関心を失ったり、何かが足りないような気がしたら、もしかするとそういう年齢域に来ているせいかもしれません。
今の私に何が出来るかな?と考えてみると、これからやりたいことが見えてくるかもしれませんね。
ということで、46歳からの年齢域のお話でした!