こんにちは。紺野です。
今までの人生を振り返って、あなたにとって節目の時期はいつだったでしょうか?
28歳~30歳頃、どんなことが起こったか覚えていますか?
誰でも、人生の中で節目や転機になるタイミングというのがありますが、占星術的にはちょうど29歳頃。
現在運行中の土星が生まれた時の位置に戻ってくる、サターンリターンと呼ばれる時期があります。
土星は昔から試練の星などと言われるくらいですから、この時期に起こることもなかなかハードな経験になることもあるんですよね。
でも、土星は意味なく試練やプレッシャーを与えてくるわけではありません。
この時期をどう過ごし、どんな選択をしたのかが、そこから先の人生を大きく変えていくことになるんです。
土星のメッセージに耳を傾けることが出来れば、この重要な時期を上手に乗り越えることが出来ます。
一度目のサターンリターン
29歳前後。
この頃、大きな決断をして人生の舵を切っていく人が少なくありません。
社会人になってから今までやってきた仕事が、本当は自分に合っていない気がして転職したり起業する人もいれば、成功を夢見て都心に出てみたはいいけど、故郷の良さが身にしみてUターンする人も。
結婚や離婚、体を壊して今までの生き方を振り返るようなこともあったかもしれません。
「私の人生、このまま行って本当にいいの?」
そんな風に思ってしまうような出来事が、ガツンと来るんですよね~。
ガツンは痛いわけですが、人間、痛い思いでもしないとなかなか変われないものです。
人生を真剣に考えるようことも、ないかもしれないですよね。
日本で成人の年齢は20歳ですが、土星がぐるっと一周して一通りの人生経験を終えたこの頃が、魂の上での成人なんですよね。
それまで、親や育った社会の価値観の中で自分の生き方を決めてきたわけですが、
本当は自分はこんな生き方がしたい。
こんなことがやりたい。
これまでの29年間の経験を踏まえて、自分は本当はこういう人間なんじゃないか?
その思いを自分の力で現実的な形に変えていく。
そのきかっけになる時期なんです。
思春期は土星ハーフリターン
ちなみに、15歳頃の思春期の頃は、ちょうど土星のハーフリターンなんですよね。
現在運行中の土星が、生まれた時の土星の、ちょうど反対側に来ます。
この時期も、大人になる過程での葛藤に苦しむ悩ましい年頃ですが、どうあがいてもまだ親の庇護のもとですし、社会的にも大人ではありません。
20歳になって成人しても、自分が何をやりたいのか、どんな人間なのか、はっきりわかっている人は少数派です。
そこから社会経験を積んで、人との関わりで揉まれたりして自分のことがやっとわかってきて。
29歳頃になって、じゃあどうする?と、ここでやっと見えてくるんです。
親や環境の思うように生きていくのは、ある意味安心で楽なものです。
「自分」を出していくのは子供でも出来ますが、ここからはそれを自分の責任でやっていくことになります。
自分の足で立つ。
これが出来るようになると、生きる上での自信が持てるようになります。
もうとっくに通り過ぎちゃったわ、というあなたは、一度目のサターンリターンを振り返り、どんな選択をして、その後どう変わったのか?
そして、次のサターンリターンに向けてどうしていきたいのか?
考えてみてくださいね。
さて、明日はその次に来る、二度目のサターンリターンについてお伝えしていきますね。