ここ2、3年のことではなく、ふと、これからの10年、あるいは老後はどうなるのかとか。
長いスパンで自分がどうなっていくのか思いをはせることがあるかと思います。
占星術で時期を見るには、星の動きを出生図(出生ホロスコープ)に重ねてみていくわけですが、それ以外にも自分がある期間にどんなモードに入っているのか知る方法があります。
その1つが、惑星の年齢域を見ることです。
その惑星の力が発揮されやすい年齢がある
占星術は10の天体の配置によって様々なことが読み取れるわけですが、それぞれの惑星がの力が開発され、目覚める年齢域というのがあります。
その年齢域にはその惑星がある星座(サイン)の特徴が現れやすくなったりします。
星占いで「私は◯◯座」というのは太陽がある星座のことを言っているのですが、太陽の星座の力が一番強くなるのは26歳~35歳。
その年齢しか太陽星座の影響がない、というわけではもちろんありませんが、年齢を重ねることによって生き方や価値観が変わっていくことはありますよね。
そういう変化とも関連がみてとれたりします。
では、それ以外の年齢の場合はどうでしょう?
今あなたに現れてきているのはどの惑星?どの星座?
ある年齢になったとたん、突然惑星の影響が切り替わるわけではありません。
感じ方にも個人差があることなので、あくまで目安の年齢です。
調べ方は、ご自身のホロスコープの惑星がどの星座にあるかを見ます。
例えば今40歳であれば、ホロスコープの火星がどの星座にあるか見ます。
もし火星が獅子座にあるとしたら、36歳~45歳くらいは獅子座モードで、獅子座っぽい特徴が出やすいということです。
月(0歳~7歳)母親、家族の保護のもとに成長する
水星(8歳~15歳)学校教育の中で知性と、人と関わる能力を発達させる
金星(16歳~25歳)感性が磨かれ、大好きなもの、恋愛などに夢中になる
太陽(26歳~35歳)自分らしさや自分の生きる目的、社会での役割を模索する
火星(36歳~45歳)積極的に社会に自分を打ち出し、キャリアを積む
木星(46歳~55歳)自分が得たものを社会に還元し、人間性を豊かにする
土星(56歳~70歳)管理者として秩序をもって、あとから来る人たちを導く
天王星(71歳~84歳)引退して自由になり、視野が広がる
心理的な発達や、社会との関わり方が天体の影響によって変化していきます。
もしかして孔子の論語にも通じるかも?
ちょっと面白いと思ったのが、孔子の論語の有名な一節に通じるものがあるかも?ということです。
孔子は言う。私は 15歳で学問に志した。(水星)
30歳で自信がつき 自立できるようになった。(太陽)
40歳で心に惑いがなくなった。(火星)
50歳で天の使命を知った。(木星)
60歳で何を聞こえても動なくなり、素直に聞けるようになった。(土星)
70歳では、 思うままにふるまっても道理から外れることはなくなった。(天王星)
最後の70歳は60歳で土星の学びがしっかりできた人はそうなるでしょうね。
子育ても終わっていますし、引退して今までの責任から解放されて自由になれる時期ですよね。
人の精神的な成長には普遍的なパターンがあるようです。
ざっくり、今とこれからを把握する
生き方のガイドラインなんてものは果たして必要なのか?
そんなものがあったら、ある時は役に立ち、ある時は全く邪魔なんじゃないかと思ったりもします。
でも、自分の顔がどうなっているのか知るためには鏡が必要なように、何かの対象がなければ自分を知ることが出来ませんよね。
往々にして物事の真っただ中にいる時には自分が何をやっているのか全然気がつかなかったりします。
そんな時に、今何がテーマになっているのかを知るきっかけがつかめると、今までわからなかったことが把握できるようになります。
あと5年くらいは射手座モードなのか…。
その期間に◯◯をやっておいて、その先の10年は…なんてざっくりしたプランを立てたり、ヴィジョンを描くことも出来ますよね。
まとめ
大事なのは、それぞれの惑星のパワーをその時期にしっかり経験して生きることではないかと思います。
そうすると、次の年齢域になった時に下地や準備が出来ているので、やるべき時にやるべきことをガッツリ出来る流れになるのではないでしょうか。