こんにちは。紺野です。
「夫婦には我慢も必要なものなのよ」
まだ結婚していなかった頃、ある既婚者の方にそんな風に言われたことがあります。
じゃあ、結婚している人たちはみんな我慢してるのかな?
と疑問に思ったんですよね。
我慢はどこまでも我慢であって、不満で一杯になってしまうし。
そんなことって、いつまでも続かないんじゃない?
いつか爆発するんじゃない?
必要な我慢と無理な我慢
実際、自分が結婚してみて思うのは、我慢は必要であり、必要でない。
我慢したほうがいいところと、そこは我慢しちゃダメだよね、というところがある。
ということ。
もともと他人だった者同士が一緒に暮らしていくとなると、習慣の違いもあって大変なこともあります。
それぞれの役割もある程度こなしていかなければ生活が成り立たないし、お互いの個性を理解しながら合わせて行く必要がある部分もありますよね。
独身だった頃ほど自由じゃないと感じることもあるでしょうし、子供が出来たら更に自分のことに使える時間もエネルギーも少なくなります。
そんな時につい愚痴も出てしまうこともあるから「我慢も必要なのよ。」ということになるんですよね。
じゃあ、してはいけない我慢とは何なのか?ということですが、これは、自分が不幸になるような、過度に自己犠牲的な我慢。
私さえ我慢すれば、家族関係が丸く収まるから。
そういう思いで自分を押し殺してしまっている状態。
家族のみんなをサポートすることが自分にとっての幸せ。
だから、自分がちょっと我慢する時もあっていい。
そう思えるなら問題ないですよね。
でもこれが、人生を諦めてしまっていて、何もかも自由にできなくて、お先真っ暗だったら。
あなたがもし、そんなことになっていたら。
本当にそれでいいのかな?
もちろん、人生でいろんな時期がありますから、思うようにいかないことだってあります。
でも、それを乗り越えられるのは、夫婦の、家族の、思いやりと協力があってこそですよね。
みんなの幸せのために、自分だけ我慢して苦労している感じがするなら、それはちょっと違うのかもしれません。
幸せな関係のための我慢
我慢強さって、人によって全然違います。
少しも我慢できなくて自由奔放にやりたい人もいれば、辛くても苦しくても、ずっと我慢してしまう人もいます。
家族を大切にすることは尊いこと。
でも、家族の誰もがそれぞれに「自分の人生」がありますよね。
だから、あなたの人生もちゃんと尊重されなくてはいけないんです。
夫婦の間に多少の我慢は必要ですが、それは幸せな関係を維持していくためのちょっとした我慢です。
無理な我慢はそのうち必ず歪みが出てきますし、長く続けば体やメンタルに出てしまうこともあります。
家族を大事にするように、あなた自身のこともちゃんと大事にしてあげてくださいね。