こんにちは。紺野です。
8月29日。
今日はマイケル・ジャクソンさんのお誕生日です。
マイケルさんは「キング・オブ・ポップ」と称されていて、史上最も成功したエンターテイナーと言われています。
知らない人はいないほど有名ですよね。
マイケル・ジャクソンさんのホロスコープ
ということで、ホロスコープを観てみましょう。
マイケル・ジャクソンさんの出生時間は諸説あるようですので、わからないものとしてお昼の12時で出しています。
太陽と冥王星のコンジャンクションがありますね。
これはまさに世界的な大スター!
「キング」なアスペクト。
カリスマ性と影響力の強さを表します。
乙女座でのコンジャンクションなのもあって、これはストイックで完璧主義な人になりますよね。
獅子座に水星、金星、天王星と3つの天体が入っていてオーバーロードになっているので、これはエンターテイナーとしての適性を表しています。
人類愛と誰もが幸せになれる理想の世界のヴィジョン
木星と海王星のコンジャンクションもありますが、これは人道的、理想主義的な価値観が出てくるアスペクトです。
これを持っていると夢やヴィジョンが大きくふくらみますが、マイケルさんの夢はまさに世界規模で、地球で暮らす生きとし生けるものみなが幸せになれるような世界を思い描いていたのだと思います。
マイケルさんにとって特に思い入れが強かったと言われる曲「Heal the World」やチャリティ・ソング「We are the World」の歌詞などにもその想いが込められていますよね。
欲求を表す月は魚座にありますので、美しい理想的な世界を実現したいという思いがここにも観て取れます。
すべてはゆるすことから始まる。世界を癒すためには、我々は自分自身を癒さなければならない。
僕たちは、傷ついたこの世界を癒す必要がある。今起きている混沌や失望、無意味な破壊は、人々がお互いやまわりの環境から感じる疎外感に起因している。
マイケルさんの言葉にある、「癒す」というワードは、太陽のある乙女座的でもあり、月の魚座的でもあるなと思います。
大成功してしまったが故のトラブル
過去の星回りについて観ていて、これは大変だったろうな…と思うものがありました。
それは、プログレスの火星と出生図の冥王星のスクエア。
これはなんと、1986年から亡くなるまで(実際にアスペクトが出来ていたのは、亡くなったあとの2013年まで)の長期にわたって影響を与えていたものと思われます。
子供時代、ジャクソン5の頃からスターだったマイケルさんですが、ソロアルバム「バッド」が発表され、「バッド・ワールドツアー(1987年〜)」が始まったあたりから、成功して有名になってしまったが故のバッシングを受けるようになってしまいます。
世界的な大成功(冥王星)によるトラブル(火星)。
火星と冥王星がハードアスペクトをとる時期でも、火星的なことや冥王星的なことに関わらなければやり過ごすこともできますが、世界的な大スターともなれば、冥王星を使わないで活動するのは難しいんですよね。
しかも、出生図の冥王星は太陽とコンジャンクションしてますし、仕事などの社会的な活動(太陽)をすることで冥王星も出てきてしまいます。
桁外れの大成功の中、身に覚えのない性的虐待で裁判を起こされたり、マスコミにもあることないこと嘘の噂を立てられて批判をされることが絶えずありました。
人種差別もあったようです。
マイケルさんのメッセージはとても純粋で崇高なものであったはずなのに、このような形で歪めらてしまったことはとても残念でなりません。
それでも、
本物は時代を超えて生き続けます。
残された珠玉の作品の数々は、これからも私たちを癒し続け、人類にとって大切なことに気づかせてくれるのだと思います。