ミドルライフ・クライシスという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
いわゆる「中年の危機」です。
実はこれって、星の動きからもわかることがあります。
革命の星といわれる天王星がホロスコープを一周して、生まれてきた時の位置まで戻るのが約84年。
なので、42歳というのはその半分で、生まれた時の位置からホロスコープを半周したことになります。
これは「天王星のハーフリターン」と呼ばれているのですが、これが引き金になることがあります。
おそらくこの記事をご覧いただいている42歳前後のあなたは、今までと違う心の変化を感じているのではないでしょうか。
この先も自分はこのままでいいのだろうか?
そんな疑問がふっと湧いてきたり。
時には不安になったりします。
その変化は一体何なのか?
ちょっと掘り下げて考えてみたいと思います。
この時期に起こりやすいこと
「中年の危機」をどの年齢で経験するかは、実際には個人差があるのでぴったり42歳とは限りません。
天王星以外の星が引き金になることもありますし、結構長い期間であることもあります。
なので、ざっくり30代後半以降の中年期で起こりがちなことについて、ちょっと触れてみたいと思います。
身体と外見の変化
30代後半から40代前半くらいに、「あれ?」と感じる時期があると思います。
例えば、ちょっと無理をしたときに、以前のような回復力がない。
一晩寝れば治る、というわけにはいかなくなってきます。
筋力も、運動やエクササイズなどを何もしないでいると、何もしていないなりになります(笑)
もちろん、使っている筋肉は維持できますが、そうでないとたるみますよね〜(汗)
美容の上でも様々な悩みが出てきて、なんとかしなきゃ!と思いはじめる時期。
でも、単に若作りしただけではなんだか違う。
美容にお金をかければ何でも解決するのかといえば、それも違う。
そこから自分探しがはじまることもあります。
家族の変化
40代は自分のことだけでなく、家族の変化に影響を受けやすい時でもあります。
子供が大きくなって、そろそろ親離れかな?とか。
親の介護が必要になってきたりとか。
結婚、離婚。
そして、既に1ラウンド終えた方は再婚もあるかもしれませんね。
役割の変化によって生活が大きく変わることも少なくありません。
自分のことを考え直すきっかけにもなりやすいです。
価値観の変化
今まで重要だと思っていたことが急に無意味に思えたり、逆に、今までどうでもいいと思っていたことに急に興味がでてきたりします。
これは好みの変化以上のことで、自分のアイデンティティが大きく揺り動かされるので、人によっては戸惑うこともあるようです。
人生経験を重ねてきて、今まで見えていなかったことに気付きやすくなっているのです。
それだけ成長した、ということなのですが、変化の始めは自分がどこに向かっているのかわからないかもしれません。
「危機」になってしまうのは、若い頃の価値観やセルフイメージにしがみついているからです。
年齢を重ねることにネガティヴな印象しかなかった人には辛い時期ですが、その考え方自体を改めない限り、年々落ち込むばかりますよね。
若さで勝負するとことはもう出来ない。
じゃあ、自分には何があるでしょう?
人生を有意義なものにするために考えたい4つのこと
天王星は革命の星です。
ときには、あっと驚くような変化の引き金を引きます。
そう、この天王星ハーフリターンの42歳頃というのは、それが可能な時期とも言えるのです。
自分が変えようとしなくても、予期しない変化が起こってくることが多々ありますが、どう捉えていったらいいのかわかれば迷うことも少なくなるのではないかと思います。
そのために、次の4つのことを考えてみてください。
これまでの自分はどんな生き方をして、何を手に入れてきたか?
今までの自分の棚卸しをしてみましょう。
この頃になれば、さすがに「自分がどんな人なのかわからない」なんてことはないですよね。
「もう十分に取り組んだこと」の1つや2つあるのではないかと思います。
仕事やパートナーは一生同じな人もいますが、大概のことは、もう十分だと思うと違う経験がしたくなるものです。
今までの経験は自分のアイデンティティと同化していたりしますので、それをやめることに抵抗があることもあります。
でも、もう手放してもいいのかな?と思うものも、中にはあるのではないでしょうか。
今まで逃げてきたり、後回しにしてきたことはないか?
人生の宿題からは逃げられません。
というか、ちゃんと取り組むからこそ、人生からのご褒美が得られるのです。
試合で勝ちたいなら練習が必要ですし、試験でよい点が取りたいなら勉強が必要ですよね?
時には自分のネガティブなダークな面や問題のある面を克服する必要があるかもしれません。
不安やコンプレックスの原因になっているものも、蓋をしたところで改善はしません。
これを30代である程度終えていればよいのですが、40代まで持ち越している場合にはちょっと大変ではありますが、ここでクリアーしましょう。
まだ手に入れてないもの、未経験のことは何か?
「まだ経験していない自分」を探求するときです。
自分の寿命がいつなのかは神のみぞ知る、ですが、平均寿命からするとあと半分あるわけです。
もう一花咲かせようとしたら全然できますし、一番油が乗っていると言われる40代。
これからが本番という人も少なくありません。
しかも、今までの経験も含めた様々な蓄えもある。
特に女性は、今まで子育てばかりで来た人は社会的な活動に参加したくなるでしょうし、仕事ばかりだった人は家族を持ちたくなるかもしれません。
おろそかにしてきた面が気になりはじめるのです。
そんな中で今までと同じことを同じように惰性で続けていっていいのか。
自分に問うてみてください。
この先、どんな生き方をしたら自分は幸せなのか?
ぜひ幸せな自分のヴィジョンを思い描いてください。
これは年齢にかかわらず、いつでもです。
体力が落ちたら人生下り坂?
それは本当でしょうか?
もし幸せな未来像が思い描けないときは、年上の憧れの人をみつけてください。
視野を広げると、明るい世界が広がるってものです。
ここまで考えても答えがみつからないとき
この「中年の危機」は、普段から自分をみつめる習慣があったり、早めに自分探しをやってしまった人にとってはさほど大きな「危機」にはならないとも言われています。
ある意味準備ができているわけです。
でも、もし自分がこの先どうしたらよいのかなかなか答えがみつからない場合、ヒントにしていただきたいことがあります。
その時には「自分をどう地域社会や他者のために役立てるのか?」と考えてみてください。
人間の心は成長し続けるものです。
ある年齢を超えても自分さえ良ければ、自分だけ徳すれば、という考えで動いているのであれば、そこで心の成長が止まっているともいえます。
自分の持っている資質を活かして、他者のために何ができるか?と考えていくと、自分の本当にやるべきことが見えてきます。
大げさな必要はありませんので、小さなことから始めてみてくださいね。
まとめ
42歳。
幸せなはずなのに、なんだか満たされない思いが湧いてきてモヤモヤするな〜と思ったら「中年の危機」を疑ってみてください。
もしかすると、天王星があなたに改革を迫っているのかも?
40過ぎて今さら…なんて消極的な考えは脇に置いて、自分の本当にやりたいことに目を向けてみましょう。
きっと、楽しいのはまだまだこれからですよ!