こんにちは〜。紺野です。
いろいろな方のホロスコープを見させていただくと、出生図も割と穏やかそうで、今の時期読みをしても特に悪い時期と言うわけでもなく。
それなのに、なんとなく影があるというか、コンプレックスのようなものを強く抱えているような方がいらっしゃいます。
そのせいで、本来の良い面がいまいち活かされていないんですよね。
なんで?って思います。
過去のハードな星回りの後遺症
そういう場合、詳しく見ていくと、これは過去のハードな星回りの時期の後遺症なんじゃないかということに思い当たったりします。
要するに、過去に経験した辛い思いをどこか引きずってしまっていて、ものの考え方や性格に暗い影を落としてしまっているんです。
辛い経験、ネガティブな経験というのは決して悪いことばかりではなく、それによって成長し、人間性に深みが出るという面があると思います。
でも、それが原因で自信をなくし、自分の限界を狭く作ってしまっているのであればどうでしょう。
実際、次に「幸運の星回り」のような時期がきても、うまく活かしきれないで終ってしまうんですよね。
傷が癒えるのには時間がかかることもありますが、もったいないことだと思います。
起こったことの意味を理解出来ないという苦しみ
私自身も、過去にものすごくショックな出来事があって、しばらく落ち込んでいた時期がありました。
今改めて当時の星回りを見てみると、あ〜そういうことか。
と納得しますが、当時はそんなにスッキリ受け入れられることではなかったんですよね。
何がそんなに辛かったのか?
今思えば実際の出来事以上に、どうしてこんなことが起こったのか?その意味を理解できないことが何よりの苦しみでした。
自分なりに日々努力をしていても、清く正しく生きていたとしても、人生で突然、理不尽な思いをすることはあるんですよね。
特に冥王星や土星が絡んでいると、惰性や甘えでやっていたようなことや、健康的な形で機能しなくなっている関係性などはふるいにかけられたりします。
それは、自我が望んでいるような穏やかな変化ではなかったりしますので、場合によってはショックやトラウマになってしまうこともあります。
意味を見い出すことで、心が救われる
でも、そんな時に、今起こっていることや過去に起こったことの意味に気付くことができたら。
自分の中にしっかり落とし込んで納得することが出来たら。
その時は辛くても、キチンとその出来事を終わりにして、それを糧にして自分を成長させていくことが出来るんですよね。
人間は、無意味なことをただひたすら続けなくてはいけないことが最も辛いのだそうです。
自分がやってきたことが全く無意味で価値のないものだと感じることも。
なぜなら、自分が無意味で無価値な存在に思えてしまうからです。
でも本当はそんなことはないんですよね。
無意味で無価値な人なんてどこにもいないんです。
自分がそう解釈してしまっているだけ。
なので、そこに今までと違った視点から新しい意味を見いだすことで、心が救われるようになります。
星は巡り、また「出番」がまわってくる
落ち込んでいる時は、もう一生自分には良いことなんて無いかもしれない、と思い込んでしまいがちですが、そんなことは絶対にないんです。
天の星々はある程度規則的に動いているわけですから、当然またちゃんと巡ってくる。
自分だけが取り残されてしまったように感じるかもしれなくても、いつかまた自分の「出番」がまわってくる。
だからその時までに、出来ることなら過去のハードな経験をちゃんと消化して、「幸運期カモン!準備万端よ〜!」という自分に整えておいて欲しいと思います。
まとめ
占星術は、そういう意味で、未来を予想するツールとしてだけじゃなく、過去を消化して人生の意味を見いだすツールとしても秀逸です。
その出来事が起こった時期とその前後の星回りを見てみると、たくさんのヒントが示されていたりします。
私自身はその過去の出来事を乗り越えたことで、本当の意味で自立することが出来ましたし、狭かった価値観を広げて自由になれたと思います。
失ったものより得たもののほうがずっと大きかったし、今は感謝しているくらいです。
あなたがもし、まだ過去を消化できていないとしても、諦めないでください。
ちゃんと落とし込んで力に変えることが出来れば、次の幸運期に順調に飛躍していくことができますよ!