こんにちは。紺野です。
作家活動の中、
次の作品のアイデアが思いつかない、作る意欲がわかない。
完成しても、なんかこれじゃない!って気がする。
どうして作れなくなっちゃったんだろう?
こういう停滞期って、作家やアーティストにとって本当に辛いものですよね。
私も今までに何度もありました。
仕事や趣味で物作りをされている方や、アーティストさんからお悩みをご相談いただくことも
よくありますので、こういう時期を脱する方法について、私なりにお伝えできることを書いてみました。
作家さんじゃなくても、スランプの時期を乗り越えるヒントになるんじゃないかと思います。
スランプは誰にでも訪れる
どんな素晴らしいアーティストにも、スランプの時期はあるんですよね。
だから、うまくいかない時期があっても、自分は作家として、表現者としてダメなんじゃないか?と思う必要はないんです。
今はそういう時期なだけ。
そう思えれば、乗り越える気力も湧いてきますよね。
作品を「産み出す」力を蓄えるために休む
体と脳が疲れているときは、良いアイデアも発想も生まれないんですよね。
でも、仕事で作品を作り続けているとなると、疲れていてもとにかくやらなきゃ!という時もあります。
そして、段々惰性で作品作りをしているかのような気分になって、テンションが更に落ちてしまいます。
心身のエネルギーが枯れてしまっているときに良い物作りをするのって、難しいですよね。
ハングリー精神が原動力になっている作家さんの場合は、あえて満たされないほうが良いものが作れたりしますが、疲れすぎていて辛い場合は、まずしっかり休むことです。
精神力だけで突き進む、がんばり屋さんの作家さんも多いので、体のことは疎かになりがちなんですよね。
でも、作品を「産み出す」と考えると、体のエネルギーが充実していることも大事なんだとわかります。
遊ぶことで、自由な心を取り戻す
遊び心や自由な創造性は、アーティストにとって欠かせないものです。
でも、仕事となると好きに自由に!だけではなかったり、いつの間にかパターンにはまってしまって、なんだか窮屈に感じてしまうことがあるんですよね。
売れなきゃいけないプレッシャーもあります。
そんな時は、作品づくりからちょっと離れて、心を解放してあげる必要があります。
童心に帰って、無邪気な気持ちで遊んでみる。
自分が楽しいこと、心が喜ぶことをしてあげる。
同じ創作や自己表現活動でも、ライターさんなら絵を描いてみるとか、ハンドメイド作家さんなら歌を歌ってみるとか、気分転換くらいの軽い気持ちで、違う分野にチャレンジしてみるのも良い刺激になると思います。
たくさん遊んで、楽しんで、自由な心を取り戻しましょう!
突き抜けるまで作り続ける
もしあなたが、アーティストとして成長の階段を登っているのだとしたら、今は一段上がる前の平坦な道の上にいるのかもしれません。
物事の上達は、坂道のようにじわじわ上がっていくのではなく、階段のようにある日フッと次のステップに上がるように変化していくと言われています。
そう考えると、次のステップに上がるまでには、まだまだ数稽古が必要な場合もあります。
ひたすら作り続け、書き続け、ある日フッとその先の風景が見える。
そんなある日を迎えるために、焦らず目の前の作品を淡々と作り続けることも必要なのかもしれませんよね。
スランプの時期は、新しい自分に出会うとき
ハマり込んでジタバタしてみたり、逆に全然違う分野をかじって刺激を受けてみたり、自由に遊んでみたり。
そうしているうちに、今までとは違った視点を得たり、新しい切り口が見えてくることがあるんですよね。
そう考えると、スランプの時期は不遇の時というよりは、殻を破って新しい自分に出会うときなのかもしれません。
スランプを乗り越えて、あなたの手から、たくさんの素晴らしい作品がこの世に生まれる。
そんなミラクルな日々がまた戻ってきますように!